月がみていて
淡々と語る望は、私と同じ年。

その話は望の事というより、

誰かの体験談みたいだ。

そんな風に聞こえた。

(自分ごと)というより、

まるで(他人事)・・・。

そう、(遠くの誰かの出来事)みたい・・・

私はプリンを口に含みつつ、

真剣にその話を聞いていた。

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