私はあなたのストーカーです
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家に帰るとお母さんがリビングにいて、そういえば今日はお仕事がお休みだったのかということを思い出す。
休みといっても出かけていることも多いので、こうして、帰ってお母さんがいることってそんなにない。
「ただいま」
「遅かったわね」
(怒ってる……?)
「お母さん――」
「座りなさい」
ダイニングテーブルの上に置かれていたのは、中間テストの点数と学年順位が書かれた用紙だった。
それを見て机の上に置きっぱなしだったことを思い出す。
「あ……あのね」
お母さんが忙しそうだったのと。このところ疲れた顔をしていたのとで、見せるタイミングを見計らっていた。
機嫌のいいときを狙いたかったが見られたものは仕方ない。
「今回はダメだったけど、次は頑張――」
「悠くんはスポーツも勉強もできるのに」
――!
「どうしてヒナコは。こうなんだろう」