私はあなたのストーカーです
「そうだな。素直なやつは嫌いじゃない。幼なじみをイジメられて黙っちゃいられないが。宮内麻美、お前のことは正直ひと目見たときから気になってた。だけどひなが、仲良くすること嫌がって」
「やっぱりヒナコなんだ! うちの邪魔してたの。碓氷くんの意志で拒否されたわけじゃないんだ……!」
「ああ。可愛がってやるよ」
俺が思ってもないこと吐いてるとも知らずに目を輝かせる宮内麻美。
こんな状況なのに、ひなより優位に立てたのが嬉しいらしい。
頬を赤く染めている。
ほんと気持ちわりいなお前。
視界に入れるのキツくなってきた。
そろそろ始めようか、
天国から地獄へのカウントダウン。
俺はお前らに直接手をくださねえけど。
死にたくなるような未来なら用意してきた。
逃げようったってそうはさせない。
突き落としてやるよ。
どん底まで。
なんで期待させてるかって?
そんなの決まってる。
どうせ落とすなら高いところからがいいだろう?