私はあなたのストーカーです


「宮内麻美たちは登校拒否ですか」
「まあ、うん。僕が。一生消えない心のキズ作っておいたからさ」


ヒナコちゃんをイジメていた連中の処理は、碓氷悠に託されたことであり。

センセイの望みでもあり。

僕のシゴトでもあった。


ヒナコちゃんには王子と二人のナイトがいる。


あは。やっぱりヒナコちゃんはお姫様だ。


「はやく登校させてください」
「うん」
「どうしてかわかりますか?」
「いつもどおり過ごさせないと周りが怪しむから」
「はい。正解です」
「変な動きあったら許可なく追加で苦しめてオーケー?」
「お利口ですね。藤ヶ谷くん。でも、無理はしないで下さいよ」
「……うん」

その言葉に僕がどれだけ救われるかセンセイは知らない。


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