私はあなたのストーカーです
「ごちそうさま」
「明日は教科書忘れないでね」
とはいえ、お母さんがイロイロできないなら、洗濯とかもたまってたりするのかな。
家のことやりながら部活してたら、どこかでうっかりなにか欠けても仕方ないのかもしれない。
「おう。しっかり確認してから寝る」
「……それでも」
「?」
「忘れたら。借りにこれば」
私の言葉に悠が目を見開く。
「まあ。いつも、悠の欲しいものを私が持ってるわけじゃないからさ。やっぱり気をつけなきゃだけど」
「サンキュ」
ニカッと笑うと、悠が隣の家に向かって帰って行った。