私はあなたのストーカーです
「出席をとるぞー。今日も全員いるから点呼はいいか」
重く暗い、朝が。
「くりりん、いいのー? 山下の席に座ってるの返事しないカカシかもよ」
「俺の視力は4.5だからな。そう簡単に欺けまい」
「超人かよ。いやそんなねーだろ」
「いよいよ今日からテスト週間に入った。まあ後悔ないように、頑張って。以上」
あなたのおかげで輝いていく。
「相変わらず挨拶みじけーな」
先生は、話が長いものだと思っていた。
「どうせ俺がなに言ってもやるやつはやるし。サボるやつはサボるだろうからな」
「サボらせていーの?」
「俺が教えるのは勉強だ。義務教育でもないのに取り組む姿勢まで面倒みてられるかよ」
やっぱり先生は、先生っぽくない。