3次元の恋~オタクの恋物語~

はぁ。とため息をついた大高は
冷蔵庫からミネラルウォーターを
取り出し手渡した。

遥希「柿谷は本当、ブレねぇな。
で、聞きたい事って何?
どうせ長くなるから、その
話したい話はまた今度聞くとして
聞きたい事の方だけ聞くよ。」

大高のこんなにも穏やかな表情を
見たのは久しぶりだった。

青葉「私は大高とイベントに行きたい。
昼間の花園5のイベントは
絶対に大高と一緒に行きたい。
それが私にとって1番大切な事なの。
だから、百瀬さんと付き合う話は断った。
そしたら、百瀬さんが
俺と飲みに行くくらいなら許せるか
大高に聞いといてって。
それが、大高に聞きたかった事。」

うーん。と言いながら
大高は冷蔵庫からビールを取り出す。

プルトップを開け何口か飲むと
また、ため息をついた。
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