3次元の恋~オタクの恋物語~
青葉「今もよく分からないよ。
大高が変えたいと思った三次元で
恋をする事が本当に大切な事なのか。
でも、逃避してばっかじゃダメだって
ここ数日で思い知らされた。
夢の世界はいつまで経っても
夢のままだって分かったから。
私も少し...頑張ってみたい。」
遥希「柿谷がそう思うのなら
いいんじゃない?
てか、別に俺に許可取らなくても
その人と飲みに行けばいいじゃん。」
残りのビールを飲み干した
大高はキッチンでそれを洗った。
青葉「でも、怒ってたから。」
遥希「いや、怒ってないよ。」
青葉「怒ってたよ。」
もう一度ソファに座った
大高は私の目をまっすぐと見つめる。