3次元の恋~オタクの恋物語~

ーガラガラ

大高と共にいつもの居酒屋の
扉を開けると大将が微笑んでいた。

大将「いらっしゃい。」

青葉「大将、ごめんね。昨日は。
迷惑かけちゃって。」

大将「いやいや。
大高くんがすぐに来てくれたから
何にも迷惑かかってないよ。」

その意味深な笑顔を見て察する。

もしかすると大将は
私と大高を仲直りさせる為に
大高を呼んでくれたのかもしれない。

大将「ビールでいいかい?」

遥希「うん、2つ。」

大将「はいよ。」

お通しの枝豆を食べながら
大高は、ふぅと短い息を吐く。
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