3次元の恋~オタクの恋物語~

オタクの話に付き合わされる
イケメンとでも、周りは
思ってるに違いない。

家でブラックバタフライの
LIVEDVDを見ている大高は
ほんの少し...いや、かなり...
気持ち悪い時もあるけど...
普段の大高からはオタクらしさが
全く滲み出ていない。

私みたいに興奮してユリヤへの
愛を語ったりもしないし
イベントの話をする時も
普段の大高の1.5倍テンションが
高くなるだけでうるさくはない。

青葉「...ごめん。」

遥希「別に謝らなくてもいいけど。」

青葉「いや、大高に
恥じ掻かせたかなーと思って。」

遥希「何の恥?」

ああ、誰か。私に...
コミュニケーション能力を下さい。

それが無理なら、この気持ちを
いい感じに伝えて下さい。
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