3次元の恋~オタクの恋物語~
きみは許嫁
土曜日になると、ずっと送っていなかった
メッセージをようやく百瀬さんに送った。
『今日、飲みに行けます。
何時に行ったらいいですか?』
あの居酒屋に来てと言われたけど
時間を聞いていなかった事を
数時間前に思い出した。
ープルルルルル
メッセージを送った数分後
スマホが鳴った。
登録されていない番号だったけど
百瀬さんからかもしれないと思い
電話をとる。
青葉「もしもし。」
律「青葉さん。僕です。」
青葉「...何で番号知ってるんですか?」
律「青葉さんのお父様に聞きました。」
青葉「何の用ですか?」
律「これから会えませんか?」
青葉「無理です。」
律「青葉さんの家の前にいます。
ここでずっと待ってます。」
いや、怖いよ。何で家まで
知ってんだよ。ストーカーかよ。