3次元の恋~オタクの恋物語~

青葉「本当に迷惑なんで!
お願いです。帰って下さい。」

面と向かって伝えればこの人にも
少しは伝わるだろうと思った。
でも、かなりマイペースな人だった。

律「君の言ってたゲームやってみたよ。」

青葉「え?昼間の花園を...ですか?」

律「うん。君が夢中になるものを
僕も知りたくなったんだ。」

生理的に受け付けないけど
ファザコンは気持ち悪いけど
私だっていい歳して乙ゲーにハマる
気持ち悪い人間だ。

彼はそんな私の事を知ろうとしてくれていた。

青葉「..どう...でしたか?」

律「正直、鳥肌が立った。
僕には理解出来ない。
あんなキザなセリフを言う
主人公に君は恋をしてるんだね。」

期待はしていなかった。
男の人なら尚更。
そう思うのも無理はない。

彼の意見が一般的な意見だ。
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