3次元の恋~オタクの恋物語~

依知「ユリ...ブラックバタフライの
チケットもこっちで取れるから
困った時はいつでも言って。」

大高のために。…私のために。
百瀬さんはそんな事を申し出てくれる。

きっと、彼は神様なのだ。
私たちオタクにとっての。

青葉「百瀬さんって実は...神ですよね。」

依知「神?」

青葉「昼間の花園の情報は
何でも知ってるし、その上
イベントのチケットまで手配してくれるし
風祭 ユリヤの元彼だし。
グッズも譲ってくれるし...神です。」

本当に出会えて良かった。百瀬さんと。

リキヤ似の彼の顔を拝める上に
倍率の高いチケットまで手に入るだなんて
本当に素晴らしい人だ。

依知「あんたの頭の中それしかないのかよ。」

青葉「それしかって...?」

依知「口を開けば昼間の花園って。
乙ゲーなんかの
何がそんなにいいんだよ?」

乙ゲー...なんかの...って。
この人が作ってるのに
何でそんな事、聞くんだろう?
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