3次元の恋~オタクの恋物語~
でも、天秤にかけるのなら
気持ち悪いと思っていた男の人と
結婚するよりも明日もまた
百瀬さんと会う事の方が
大切だと思った。
だけど、こんな話をしても
いいのだろうか?という迷いがあるのは
泣いた理由がそれだけではないせいだ。
南雲さんとの一件があったにせよ
最終的にここに来る前に泣いた理由は
大高がかけてくれた
言葉のせいなのだから。
依知「気になるから。
言える範囲でいいから話して。」
リア充人間の彼が
どこまで分かってるのか
見当もつかない。
だけど、多分ある程度の事は
分かってるんだと思った。