3次元の恋~オタクの恋物語~
青葉「私、結婚するんです。」
依知「はぁ?」
あれ?もしかして
分かってなかったのかな?
青葉「うちのお父さん。
地元で小さな建設業を営んでるんですけど
今度、東京にあるゼネコンの
下請けになるらしくて、そこの社長と
意気投合して私とその会社の息子とを
お見合いさせるって話になったらしくて。」
気付いていなかったのなら
話したくなかった。
でも、話し始めてしまったから
話すしかなかった。
青葉「少し前に食事して
でも、めちゃくちゃ気持ち悪くて。
お断りしたんですけど、今日
家にやって来て...何でも父の会社の
経営が危ないらしいんですよ。」
依知「だから、結婚すんのか?」