3次元の恋~オタクの恋物語~
目的地も分からないまま
車は走り出す。何も話さない
静かな空間。でも、不思議と
嫌な気持ちにはならなかった。
それは多分、この人がそうゆう空気を
発してるからだと思う。
運転する南雲さんの横顔は
やっぱりカイトそっくりだった。
律「そんなに見つめられると
緊張してしまうのですが...。」
青葉「え、あ!すみません!」
律「何を考えてたんですか?」
青葉「あー。...南雲さん。
やっぱりカイトに似てるなーって。」
律「可愛い顔して心は悪魔。
萌え系毒舌男子ですか。」
...なんて、真面目な顔して
南雲さんが言うから吹き出してしまった。
青葉「ぷっ。」
律「何かおかしな事言いました?」
青葉「いえ、本当にちゃんと
昼間の花園やってくれたんだと思って。
カイトステージって別のステージ
2つクリアしないと解放されないんで
結構、時間かかりましたよね?」