3次元の恋~オタクの恋物語~
困った表情を浮かべる
南雲さんを見て思う。
あの日、私も百瀬さんを
困らせたのだろうかと考えた。
でも、やっぱり私はオタクだ。
推しに似てる人の写真は欲しい。
どうしても欲しい。
その気持ちは痛いほど分かる。だから...
律「いや、あの僕は...」
天秤にかけるのなら
困った表情を浮かべる南雲さんよりも
お仲間達の写真の方が大切だと思った。
青葉「迷惑でないならお願いします。
一緒に写真を撮ってあげてくれませんか?
私も同じです。推しに似てる人を
見つけたら嬉しくなるし絶対に
カメラに収めたいです。
ここにいる皆の気持ち分かります。」