3次元の恋~オタクの恋物語~
終わる恋、始まる恋
家に帰った私は
今日1日の事を思い返した。
もしかすると…いや、もしかしなくても
私は南雲さんと結婚出来るのでは?と思った。
そうかもしれない程度の
この小さな恋心をなかった事にすれば
南雲さんと暮らす事は…
結婚する事は容易な事ではないかと
思い始めていた。
だけど、そうなると…
大高とイベントに行く事が
出来なくなる。
明日が最後のイベントになる。
それは、とてつもなく嫌だった。
答えは出ない。でも、思考を巡らせた。
時刻は0時過ぎ。
早く寝なければ明日のイベントに
支障をきたすと分かってるのに
なかなか寝付けない。