3次元の恋~オタクの恋物語~
ーピピピッッ
アラームの音で目覚める。
スヌーズが機能したのか
大高との待ち合わせ時間の30分前だった。
急いで用意したものの
結局、10分ほど遅刻した。
遥希「柿谷!」
当たり前だけど待ち合わせ場所には
もう既に大高がいた。
青葉「ごめん!大高。待たせて。」
遥希「いや、全然平気。
5分後の電車に乗れば
随分早く届くから。」
前回の失敗を踏まえ
私たちは入場開始時刻よりも
随分と早く待ち合わせした。