3次元の恋~オタクの恋物語~

遥希「昨日、どうだった?」

カップを置いた大高は遠慮がちに
そう尋ねる。

青葉「...うん。行って良かったよ。」

遥希「そっか。」

青葉「南雲さん、昼間の花園の
原画展に連れてってくれたんだけどさ。
あれ、チケット全然取れないんだよ。」

遥希「知ってる。俺の名前でも
応募してたもんな。」

青葉「そうなの!この私でも
ようやく手に入れる事が出来たのに
何故か、チケット持っててさ。
何で持ってるのか聞いたら
1枚9万で買ったとか言うんだよ?
もう、呆れて...笑うしかなかったよ。」
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