3次元の恋~オタクの恋物語~
今の私は南雲さんの事を
気持ち悪いだなんて思わない。
とてもいい人だと思う。
なのに、南雲さんを好きになれない。
この心に引っかかった
蜘蛛の糸みたく脆い。でも強い。
小さくて大きい気持ちに
気付いてしまったから、簡単に
YESとは言えなくなっていた。
遥希「でも、頑張ったからって
手に入るものじゃないって
多分向こうも分かってるよ。」
青葉「そうかな?」
遥希「焦る必要ないよ。
柿谷は後悔しない一択を
選べばいいと思う。」
大高はいつも私の心を軽くしてくれる。
大高の言葉に救われ、存在に助けられる。