3次元の恋~オタクの恋物語~
依知「話したい事あるんだけど。」
約1週間ぶりに聞いた。その声。
あの日以来、百瀬さんから
連絡が来る事はなかった。
当たり前だ。私が逃げ帰ってきたのだから
謝るにしても弁解するにしても
私から連絡を送るのが普通だろう。
でも、連絡しなかったのは
あの日と何も変わらない
気持ちのまま百瀬さんに
話す事などなかったからだ。
遥希「行ってきたら?」
青葉「...でも...」
遥希「ちゃんと話した方がいいよ。」
大高に促され、渋々席を立つ。
本当に私には話したい事など1つもない。