3次元の恋~オタクの恋物語~

現実世界の私は優柔不断なのだ。

百瀬さんへの想いを断ち切れば。
百瀬さんと上手くいかなければ。

南雲さんを選べると思っていたのは
どうやら、違ったようだ。

2択のどちらかが正しい訳じゃない。
何でもかんでもハッピーエンドへと
続く道ではないのだと思い知った。

大高の座る席に置いてあった
キャラメルマキアートのカップを
手に持つと…

遥希「柿谷、百瀬さんと...」

青葉「ごめん。大高。私、帰るね。」

大高の話も聞かないまま...逃げた。

とてもじゃないけど、いられない。
こんな気持ちのまま
イベントには参加出来ない。
< 213 / 433 >

この作品をシェア

pagetop