3次元の恋~オタクの恋物語~
大高は手を引きながら会場へと入っていく。
青葉「大高、本当に私...」
遥希「楽しみにしてたんだろ?
ずっと、この日を待ってたんだろ。」
青葉「…そうだけど…」
遥希「お前は!乙ゲー好きのオタクだろ!
何、現実に惑わされてんだよ!!!
どんな気持ちだとしても、目の前の。
大好きなリキヤを愛するのがオタクだろ!」
私の手をそっと離し
今度は私の手の平を握る。
遥希「耳にタコが出来るほど聞いた。
俺の知ってる柿谷 青葉は
リキヤの事が好きなんだ。
夜中の2時でも3時でも。
こっちの都合関係なく叩き起きして
柿谷は、リキヤの新しい発見を
俺に教えてくれた。すげぇ、迷惑。
でも、それが柿谷 青葉なんだよ。」