3次元の恋~オタクの恋物語~

青葉「で、何?一応聞く。」

遥希「これ、この間、取引先の人に
貰ってさ。期限、今日までだから
一緒に見に行かないかと思って。」

大高がポケットから
取り出したのは映画のチケットだった。

しかも、恋愛映画の。
しかも、それは私が
見たかった映画だった。

私は、他人の恋愛話が大好物だ。
映画といえば恋愛映画一択。
と言っても過言ではないほど
恋愛映画しか見ない人間だ。

でも、確か、大高は…
アクション映画しか見ないはず。
いつだったか
何作もシリーズ化されている
洋画の話を永遠と
聞かれた事を思い出した。
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