3次元の恋~オタクの恋物語~

青葉「そこまで言う?」

優花里「言うよ。2年でちょっとは
変わってるかなって思ったけど
オタクに拍車かかってるし
だから、ちょっとホッとしたよ。
青葉から恋バナ聞いて
ちゃんと現実と向き合ってるんだなって。」

そこに愛があるからいいものの
普通なら心折れるレベルだ。

青葉「…うん、そっか。」

一向に返事がないと思ったら
優花里の声が聞こえてくる。

優花里「…何ー?はーい!すぐ行く。
ごめん、青葉。母さんに呼ばれた。」

青葉「あ、そっか。
ごめんね。ありがとう。」

優花里「うん、じゃあまた。
近状報告待ってるから。」

青葉「うん。りょーかい!」

ほんの少しだけ、見えた気がした。

自分では分からなかった。
この気持ちの正体に。
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