3次元の恋~オタクの恋物語~

遥希「すぐ買ってくる。」

やると決めたのは私なんだから
今日は最後までやり遂げよう。
オタクじゃない。普通の私を。

湿気と太陽が入り混じった
少し不快感を覚える空気の中で
じっと大高を待った。

しばらくすると手に袋を提げた
大高が戻ってくる。

遥希「お待たせ。」

青葉「買えた?」

遥希「うん。買えたよ。
...じゃあ、家まで送るわ。」

青葉「ありがとう。」

帰り道もやっぱり会話はなくて。
< 310 / 433 >

この作品をシェア

pagetop