3次元の恋~オタクの恋物語~
時より、気を遣った大高が
暑くなってきたなとか。
うわ、こんな所に
こんな木あったっけとか。
どうでもいい会話をしてくれたけど
二三言でそれも終わって。
ほとんどの時間が無言だった。
マンションが見えるとホッとした。
青葉「送ってくれてありがとう。」
最低だけど。ようやく1人に
なれる事が嬉しかった。
遥希「柿谷。」
青葉「何?」
遥希「これ、やるよ。」
さっき買った本の袋を差し出す。