3次元の恋~オタクの恋物語~

大高ってやっぱりハイスペだ。
やっぱり絶対に幸せになるべきだ。

風祭 ユリヤがいなくなった今。
2.5次元の世界がなくなった今。
大高を支えられるのは
根岸さんしかいないと思った。

青葉「ねぇ、大高。
変えられないかな?」

遥希「何を?」

青葉「大高の3次元もさ。
変えられるって思うんだよ。
だって、2次元でしか生きられなかった
私でさえ、3次元が変わりそうなんだよ。
大高なら、もっと簡単に変えられるよ!」

とてつもなくそう願った。
私のこんな曖昧な恋よりも
大高には幸せになって欲しいと。
3次元を変えたいと言い出したのは
大高なのだから。
それが大高の願いなのだから。
叶えて欲しいと強く思った。
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