3次元の恋~オタクの恋物語~

青葉「やっぱり百瀬さんは凄いです。」

でも、それは事実だ。
百瀬さんが今、どんな気持ちだとしても
やっぱり、百瀬さんは凄い。

会社を作って成功して経済誌なんかにも
取り上げられるほどの人間になった。

それはとても凄い事だ。

依知「前にあんたに話したよな?
クラス一の人気者の話。」

青葉「はい。聞きました。」

依知「楽しくはなかったけど。
そいつの顔色ばかり伺って
生きてきたけど、そいつだけはな
いつも俺の事をすげぇって
言ってくれたんだ。
皆を笑顔に出来る百瀬は凄い。
目立たなくても、俺は百瀬が
凄いって事知ってるって。
俺の1番の理解者だった。
俺が夢を語った時も
そいつだけは笑わなかった。」

やっぱり、百瀬さんは私とは違う。
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