3次元の恋~オタクの恋物語~

遥希「いつでも俺の心を満たしてくれるのは
ユリヤちゃんだった。
でも、この間、あんな事があってさ。
俺、すげぇショック受けるだろうなって
めちゃくちゃ寂しくなるだろうなって
思ってたけど、寂しくなかったんだよ。
何でかなって考えてみたら...
柿谷がいたからだった。」

気まぐれみたいな。
たまたまみたいな。
そんな気持ちなんだろうと
理由付けて、大高からの
告白をなかったものにしようと
したのは、私だ。

遥希「ブラックバタフライの新曲
ネット配信で聞いたよ。
ユリヤ、今回センターじゃん。とか
新しいアルバムの
何曲目のあの曲が良かった。とか
振られて落ち込んでる俺に
自分の恋は上手く言ってる。とか」

だけど、ちゃんと大高は
私の事を好きでいてくれたんだ。
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