3次元の恋~オタクの恋物語~

昨日テレビで見た面白かった
芸人の話を出来る人も。
20歳の成人式にゲーム機を
プレゼントした事がキッカケで
子供がオタクになってしまったけど
それを一切咎めない父親も。
厳しい事を言いながらも
いつも助けてくれる親友も。
朝まで乙ゲーに付き合わされながらも
文句一つ言わない同僚も。

南雲さんにはいないのだ。

悲しくなった。彼のような人が
実は私よりも幸せとは
程遠い場所で生きていた事に。

律「でも、青葉さんは違います。
僕は、初めて、共に同じ時間を過ごし
強大な敵とも戦いたいと思える人を
見つけたんです。来週の青葉さんの
誕生日、僕にお祝いさせてくれませんか?」

青葉「…考えておきます。」

そんな人が言ってくれた。
私と共に生きたいと。

私は、南雲さんと生きられるのだろうか。
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