3次元の恋~オタクの恋物語~
翌日、出勤すると私の席の周りには
人だかりが出来ていた。
この光景もそろそろ見飽きた。
隣の席に座る同僚の大高 遥希は
端正な顔立ちと爽やかな雰囲気が
相まって社内の女性社員から
かなりの人気を集めている。
そんな大高のせいで私の席の
周りにはいつも女性社員の
群れが出来ている。
上司がやってくると
群がっていた女性社員達は
各々の部署へと帰って行った。
遥希「柿谷、おはよう!
毎朝ごめんな。」
青葉「本当だよ。
まあ、大高のせいではないけど
もうちょっと他人に
迷惑かけないようにしてよ。」