3次元の恋~オタクの恋物語~

依知「例えば百瀬さんから
何年後かに結婚しました!って
ハガキが届いたとしても
私は素直におめでとうって言えます。
例えば南雲さんが
明日、お見合い相手と
結婚するんだと聞かされても
笑って祝福出来ます。」

相槌を打つでもなく、ただ黙って。
でも、決して聞いていない訳ではない。
そんな表情を浮かべていた。

青葉「...でも...もしも大高が誰かと
結婚したら...私は笑って祝福も
出来ないし素直におめでとうって
言えないです。…私は大高と
ずっと一緒にいたいです。
大高と他の誰かが隣同士で
仲良さげに笑顔を浮かべてる
写真なんて見たくないです。」

ああ、逃げたい。出来る事ならこの先の。
この先に続く言葉は言いたくない。
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