カウントダウン~君にもう一度、初恋~
...あ、返信してない。
『ハイハイ
それよりそっちはどうなの?
新入生とか増えた?』
確か道場の経理とか人事とかの管理に就いたはず...
道場なんてどうやって経営成り立ってんのか
サッパリわかんないよなぁ。
ピコンッ
『新入生ねぇ...?
いると言えばいるけど...男ばっか!!
たまに女子来てもサイばっかだぜ「 ゚Д゚「』
...ま、武道なんて女子はやりたがらないよな。
『お前が頑張って、剣道女子を増やせば問題ない』
ピコンッ
『それが出来たら俺、
むしろ道場継いで指導しまくるわ(ง •̀_•́)ง』
...うん。お前はそういうやつだよ。
『...ま、頑張れ
もう遅いしはやく寝ろ
道場って早いんだろ?』
朝床を磨いたり、道具の手入れとか
いろいろやることあるし。
...悠斗がそれを手伝ってるかは知らないけど。
ピコンッ
『なんだよー(●`ω´●)
最近忙しくて会えないんだからこういうのくらい
ゆっくり話そうぜ?』
...なんでだ。
『はよ寝ろ
また休みの日かぶったら会えるだろ』
年1ぐらいの頻度で会ってるから
そこまで寂しがることないよな...?
ピコンッ
『おまえなー...
そういうのよくないと思うぞ(@‐д‐)
いつ会えなくなるかわかんないだろ』
・・・・・・・・・・・
まるで俺の考えてたことが分かってるみたいだ...
『そうだな
確かに別れが急にくることはある
でもそれとこれとは別
はよ寝ろ』
ピコンッ
『ちっ(・д・)
情で誘えなかったか(;`д´)
わかったよもう寝る
おやすみ』
分かってくれたようでよかった。
『おやすみ』
さて、俺は風呂でも入って今日の用意をするか...