大宮課長は今日もいじわる

「私が何をしたって言うんですか?
私…何か課長に悪いことしました?」
なぜか涙が次々と溢れて、
止まらなくなった。
「い、いや…別に」
「じゃあどうしていつもいじわるばかりするんですか?
どうでもいいことは
からかってもらっていいですよ…
我慢しますから…。
だけど、私の気持ちで遊ぶのはやめてください…
期待させたり、いじわるしたり…」
「…」
大宮課長は何も答えなかった。
ちょっとくらい反省してるのかな?
それならいいけれど。
課長と寝たいなんて言ってしまって
課長からしたらただのからかいだったなんて。
こんな恥かかされて
この先課長と顔も合わせられないじゃない。

「もう大宮課長とは
関わらないようにします」

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