大宮課長は今日もいじわる

私は一瞬どきりとした。
真希ちゃんが、私と大宮課長が
していたことに気づいて、
仕返しのためにそう言ったのだと思った。
実際はどうなのかは分からなかった。

「あんなちっこいベッドで
寝られるわけねーだろ」
「潤、仕方ないじゃない。
ゆずちゃんはここでくつろぎたいんだから。
邪魔になるでしょう」
「いや、私は自分の部屋で食べるから…」
「ゆずちゃん、そのふかふかのソファーに
座ってプリン食べるの好きでしょ?
いつもそうするじゃない」
「え、でも…」
「分かった。俺はこいつが食べ終わるまで
起きて待っとく。
こいつがもどったらまたソファーで寝る。
それで文句ねーな、真希?」
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