大宮課長は今日もいじわる

自覚はある。

だから、南にもそうだった。
いつも口から出てくるのは
思っていることとは逆のことばかり。

特に南が俺の言ったことに
怒ったようなリアクションをするのも
またかわいくて、
それを見たさに俺のひどい言動は
エスカレートしたのかもしれない。

だけど、しばらくして
あいつが俺のことを悪く言っている
ということをちらっと耳にした。
仕方ない。
自分がそうしたんだ。

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