大宮課長は今日もいじわる
そして、ついに俺はやらかした。
あいつを泣かせたのだ。
こんなに可愛くて、俺にとっては
幸せの花の妖精のような南を
泣かせてしまった。
意地悪を言うのにも程があるのに、
調子にのったのだ。
その夜は一睡もできずに
悩み、反省した。
俺は別にあいつとどうにかなろうなんて
思ってない。
どうせ俺みたいなやつには無理なんだ。
あんな天使みたいな人と
一緒にいることは…。
せめてあいつが毎日楽しく笑顔で
過ごせたらそれでいい。
だから、あいつを泣かせたのが
俺だということが許せなかった。
何とかせねばと思った。