大宮課長は今日もいじわる
川崎はひとしきり笑うと
軽く咳ばらいをしてしきりなおした。
「ま、わかりました。
ゆずちゃんか騙されていることは
私から知らせて、
二人が別れるように動きます」
「おう…感謝する」
「でーも!
ゆずちゃんのことが好きなら、
ちゃんと課長の事を
教えてあげて下さい。
課長のことも、
真希さんとの関係も全部…。
そうすればきっと
二人は上手くいくと思います。
おお、メインがきた!」
美味しそうに
白身魚を頬張る川崎を見つめた。
こいつ…めちゃくちゃ食べるけど、
案外良いことは言うんだな、
と感心してしまった。

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