大宮課長は今日もいじわる
「どこがいいの?!こんな子!」
真希ちゃんが私を指差して怒鳴った。
え…真希ちゃん?
いつも私に優しい真希ちゃんが、
本音か怒りでなのか、
私に向けた言葉にはショックを受けた。
「あんたもばかよね?
私がやってたこと
何も気づかなかったんでしょ?」
「真希…もう、いいだろ?」
「潤は…私の…」
そうか、真希ちゃんにとって、
私は邪魔だったんだ。
「真希ちゃん、
大宮課長のこと好き…なんだよね?」
真希ちゃんの化粧は、大量の
涙でどろどろになっていた。
「そうだよ!!」