大宮課長は今日もいじわる
大宮課長と真希ちゃんが
付き合っていると分かってから
初めての出勤日。
いつも軽い私の短い足は
鉛でも引っ張ってるのか
と思うくらい重く、
よく眠れなかったせいか、
コンシーラーでも隠しきれなかったくまが
私の顔を病人のように
演出している。
体はすこぶる元気なのに。
しかし、
いつもと違うのは私だけではなかった。
職場についたとたん、すぐ違和感を感じた。
あれ?
女子たちがいない…