大宮課長は今日もいじわる
「自分のせいでみんなが休んだから、
その罪滅ぼしで手伝ってるんでしょう?」
そうじゃないと大宮課長が
誰かの手伝いをするとかありえないからな。
ちょっと内心反省してるんじゃん、ふふ。
と、少しばかし課長の上に立てた気がして嬉しくなった。
「あのな、勝手に妄想すんな。
山田部長がまた所長から
何か言われるのが気の毒なんだよ。
…ほらよっ。終わったぞ」
早っ!
あまりの処理スピードの速さに
目を点にして課長を見つめていると
いいタイミングで
お昼ごはんを食べていない私のお腹が
もう限界よ、と悲鳴をあげたのだった。
「ごうかいな音だな」