大宮課長は今日もいじわる
「おい、川崎」
「はい、何でしょう?」
「お前がLINEで送ってきた駐車場、
全部満車だったじゃねーか。
お陰ですんごい遠いとこにとめたんだからな」
川崎さんは適当にあー、はいはいと言うと、課長に空のワイングラスを渡した。
「課長はオレンジジュースでいいですね?」
「はあ?んなボケは要らねぇ」
「おーみやは車だから、もちろん飲んだだめな」
ルイさんは冷蔵庫からパックのオレンジジュースを取り出した。
「いや、車は置いていくんです。
んで、お酒頂きたいんですけど。
おい、南、ポテチをボリボリ頬張ってねーで、フォローしろ」
「飲酒運転はダメです。大宮課長」
「今日は真希の家に泊んだよ。
こっから一駅だろ」
ん?課長、今晩真希ちゃんの家に泊まる?それってつまり、私の家にとまる、ということでもある…。
え、えー!
どうしよ、どうしよ。
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