25の生き方。
夜の川は いつもより寒く
体温を一瞬で 奪ってく。
まるでドラマのワンシーンかのように
鼻歌を歌いながら 奥は奥へと
浸かってく。
大好きな あのアーティストの失恋ソング
おかしいでしょ そう言って笑ってよ。
灰色のスーツも水に濡れては
深い闇色に染まる
BGMを自分で歌いながら
ゆっくり ゆっくり
...... !!!!!!
ザバッ ザバッ
勢いよく 濡れた私の手をひく。
ばか! 本当にばか!!
なにしてるの 、、、
そして 強く抱きしめる。
ゆかりだ。
なんで ここが わかったのかも
私はわからない。
でも
ただ
ただ
あの時の私は
壊れてた。
死にたかった。
復讐したかった。
私以外の誰かとなんて
幸せになってほしくなかった。
。