嘘と涙
私は、如月 萌乃。普通の高校1年生。
うちの家庭は、複雑な家庭。実のお父さんは、私が物心着いた時にはもう居なかった。だから正直言うと覚えていないが正しいと思う。
けど、8年前くらいに再婚。義理のお父さんが出来たんだ。
「萌乃!おはよー」
と、声をかけてくるのは、私の親友、青柳 向日葵。
「向日葵、おはよう」
「昨日行ったんでしょ?」
「え?」
なんのことだろう?
「妹ちゃんのお見舞い」
そう、私には妹がいる。義理のお父さんと、お母さんの間に産まれた子。妹は、生まれつき体があまり良くなくて入退院を繰り返してるの。
「うん、行ったよ」
「元気そうだった?」
妹の麗菜と、向日葵は仲良し。何度かお見舞いに一緒に行ってる。
「うん、学校に行きたいって言ってるんだー。」
「そっかー可愛いなぁ…。今度会いに行ってもいい!?」
「うん、もちろんだよ!麗菜も喜ぶよ!」
向日葵とはクラスが別々なため、お別れ。
「じゃーまた後でね!」
と、それぞれのクラスに行く。
私は1年3組。
「おはよう、新城くん」
「よーす如月さん」
隣の席の新城くんこと新城 葵威は、色々と謎の人。
学校に来ない時は来ないのに、めちゃくちゃ頭いい。はてなマークしか頭にない笑
それに加えて、茶色に赤がかった髪の毛にシルバーピアスという結構目立つ容姿だから、注目を浴びるのはほぼ毎日のことだ。
「ん?なんでそんなに見てんだ?どこかおかしい?俺。」
と、彼は髪の毛をぐしゃぐしゃと掻きむしる。
「あ、いや、なんでも。なんでもないです。ただ、赤って綺麗だなと思って。」
...赤。それは血の色、そうとも理解出来る。けど、『勝利』の意味の赤の方が強いと思うの。小さい頃にお母さんに教わった言葉。お母さん曰くお父さんがいつも言ってたとか。
「やっぱり?俺もそう思うんだよな。結局さ、赤って濃いめの色だから、目立つし。」
...そゆこと?全然違うじゃん!
「そうだ。ひとつ聞きたいことがあったんだ。」
「なんだよ?」
「新城くんて、たまに学校来ないけど、何か用事があるの?」
「うん。まぁな、暇そうに見えて、結構忙しいんだよ、俺は、俺なりに。」
「教えてくれてありがとう」
放課後。
私は、向日葵のいる5組へ向かう。
「向日葵ー!帰ろ!」
「あ!萌乃ー!」
私にとって、向日葵といる時間がとっても特別に感じるの。
家にいても誰もいないから、つまらないし。
「ねぇ、向日葵?」
「なによ〜?」
うちの家庭は、複雑な家庭。実のお父さんは、私が物心着いた時にはもう居なかった。だから正直言うと覚えていないが正しいと思う。
けど、8年前くらいに再婚。義理のお父さんが出来たんだ。
「萌乃!おはよー」
と、声をかけてくるのは、私の親友、青柳 向日葵。
「向日葵、おはよう」
「昨日行ったんでしょ?」
「え?」
なんのことだろう?
「妹ちゃんのお見舞い」
そう、私には妹がいる。義理のお父さんと、お母さんの間に産まれた子。妹は、生まれつき体があまり良くなくて入退院を繰り返してるの。
「うん、行ったよ」
「元気そうだった?」
妹の麗菜と、向日葵は仲良し。何度かお見舞いに一緒に行ってる。
「うん、学校に行きたいって言ってるんだー。」
「そっかー可愛いなぁ…。今度会いに行ってもいい!?」
「うん、もちろんだよ!麗菜も喜ぶよ!」
向日葵とはクラスが別々なため、お別れ。
「じゃーまた後でね!」
と、それぞれのクラスに行く。
私は1年3組。
「おはよう、新城くん」
「よーす如月さん」
隣の席の新城くんこと新城 葵威は、色々と謎の人。
学校に来ない時は来ないのに、めちゃくちゃ頭いい。はてなマークしか頭にない笑
それに加えて、茶色に赤がかった髪の毛にシルバーピアスという結構目立つ容姿だから、注目を浴びるのはほぼ毎日のことだ。
「ん?なんでそんなに見てんだ?どこかおかしい?俺。」
と、彼は髪の毛をぐしゃぐしゃと掻きむしる。
「あ、いや、なんでも。なんでもないです。ただ、赤って綺麗だなと思って。」
...赤。それは血の色、そうとも理解出来る。けど、『勝利』の意味の赤の方が強いと思うの。小さい頃にお母さんに教わった言葉。お母さん曰くお父さんがいつも言ってたとか。
「やっぱり?俺もそう思うんだよな。結局さ、赤って濃いめの色だから、目立つし。」
...そゆこと?全然違うじゃん!
「そうだ。ひとつ聞きたいことがあったんだ。」
「なんだよ?」
「新城くんて、たまに学校来ないけど、何か用事があるの?」
「うん。まぁな、暇そうに見えて、結構忙しいんだよ、俺は、俺なりに。」
「教えてくれてありがとう」
放課後。
私は、向日葵のいる5組へ向かう。
「向日葵ー!帰ろ!」
「あ!萌乃ー!」
私にとって、向日葵といる時間がとっても特別に感じるの。
家にいても誰もいないから、つまらないし。
「ねぇ、向日葵?」
「なによ〜?」