隣席 ー君と一瞬と蟠りー

生活したくなーい。
家でゲームしたーい。
寝たーい。
学校行きたくなーい。

…限度を超えてしまうと、鬱になりそうだ、通学路をトボトボ歩きながら思った。別に心が病むわけではない。“ただ”、怠いだけである。
まあみんなそんくらい平気で乗り越えるだろ。
頭の中で小さな私の分身が言っている。実際に誰かがそう言っているようにも思えた。
キャラ変えようかなー。
眼鏡外して、陽キャっぷりを出しまくって、制服の雰囲気も変えてー…____変人に見られるだけか。いや、元々私は変人か。おー、そうだな。なにせ男子よりも気狂いだもんな。小学校の頃から変わらないもんな。男子にもクズを見下すような目で見られてるしな。
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