隣席 ー君と一瞬と蟠りー

「お前そっちじゃねぇだろ!浜口っ!」
「あ、そっか!普通になんも考えてなかったんだけど笑えるわー。」
「いやアホか!」

森と花愛の笑い声が、机に伝わって下に響いてくる。
楽しそうな雰囲気に邪魔しないように、私と湯下はくすくすと笑った。
「いい感じだな」湯下は満足げにふっ、と笑う。
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