隣席 ー君と一瞬と蟠りー

そこには、____
「…水上かよ!!?」
湯下がいた。
「悪い?身長が同じくらいだっただけでしょ、なんでそんなにやなの?」
湯下の後ろには森の姿も見えた。
綺麗に3人揃うとは思ってもいなかった。
いや、嬉しいわけではない。
湯下と席も、身長も、隣だとは思いもしなかっただけである。
湯下は、私が「やなの?」と聞いた後に、別に、と面倒臭そうに言った。
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