隣席 ー君と一瞬と蟠りー



今日も一日が終わる。
「席替えをします、みんなよく聞いてねー」
鈴松先生が言う。
そういえば、昨日次期班長の人達の集まりがあったんだっけ、と思った。
やっと、湯下と森の近くの、地獄のような席から解放されるのだ。花愛と離れてしまうのは悲しいけれど。
先生はいろんな人の名前を読上げていく。
私の名前はいつ呼ばれるのか、と思った時、
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